オウムとカモ

ペットショップに入って来たお客が店の人に尋ねた。

「オウムのこと何か分かりますか?」

「ええ。でも大きな声ではっきりと話してくれればですがね」






*  *

”Verstehen Sie Spaß?”

そんな題名の、ドイツのテレビ番組がありますが、
お客の質問の出し方で、Verstehen Sie,,,,,, つい思い出してしまいました。
→ドイツ語原文

毎回見ていると、有名人が結構カモにされていますね。
(ところで日本語でカモと言うのですね、と書きながらカモが出てくるとは面白いと自分ひとりで悦に入っています、はい。)

このペットショップでも隠しカメラが回っていたのでしょうか。
まあ、そんな大それたことでもないとおもいますが。
話としては面白い。

カモにされた(オウムにされるではない!)人がどのようなリアクションを
取るのか、隠しカメラははっきりとその人の声や動作、表情を捉えますね。

 

最終的に、隠しカメラで一部始終が撮られていたのですよ、と本人には種明かしされ、当事者はほっとしたり疲れたり、何だったりですが。

どのようなリアクションをするものか。

頭に来て”怒り狂って”いるかのような人、
戸惑っている人、
困惑している人、
困っている人、
悩んでいる人、

それらをテレビ画面で見ている人、視聴者タチ、わたしのことでもありますが、
わたしの脇に腰掛けてやはりテレビ画面に見入っている人、わたしの連れ合いですが、
その連れ合いの表情を横から気付かれないようにこっそりと見ているわたし、
笑っている、当事者ではなく傍観者だからですが、
でも、突然、連れ合いに振ってみる。タチガワルイ?

 
自分がカモにされたと分かった時、どのようなリアクションをとると思う?
言ってみようか。
頭に来るでしょう?
文句たらたらでしょう? 
それとも、どうかな?

笑って答えない。
笑ってごまかす?

図星かも。

テレビを見ての印象ですが、西洋の人たち(特に年配の人たち)は本当に馬鹿にされたかと怒る人が多いように思われます。私の印象ですがネ。