お医者さんからの、良いニュースと悪いニュース

お医者さんは患者さんに言った。

「お宅には良いニュースと悪いニュースがあります」

「そうなんですか、じゃあ良いニュースをまあ言って見てください」

「これからはこの病気、お宅の名前を付けることにします!」



Sagt der Arzt zum Partienten:
“Ich habe eine gute und eine schlechte Nachricht für Sie.”
Partient:“Na,dann sagen Sie mir mal die gute.”
Arzt:“Wir werden die Krankheit nach Ihnen benennen!”






 これはオーストリアの病院での、私の体験ですが、
過去に何度とチェックのために訪れているので私の顔を知らない筈がないのに、
毎度、アシスタントの看護婦さんは訊いてくる。

「生年月日を言ってください」と。

 一度、生年月日をドイツ語で発音しながら、生年を間違った数字で言ってしまった。
サバを読んでしまった、つまり、自分で若くしてしまった。

 若く見せようと、または自分の都合の良いようにと意識的に誤魔化したかったからではなく、
いわば自動的に言わされる機会が度々だったことも重なってか、今回はつい口が滑ってしまった。

 ご存じの通り、ドイツ語の数字は英語のそれとは違って、いわば右から左に読む。
これが私にとっては未だに身につかない。

 数字を言いながらも直ぐに自分の間違に気が付いたので、「それは間違いだ!」と訂正を入れながら繰り返した。
ウソと分かるようなことを言ってしまっていたので、お互いに大笑い。



   ☆  ☆

 お医者さんが使った、このドイツ語の言い回し。
良いニュースもあれば悪いニュースもある。

 もちろん、それは患者さんにとっての良い、悪いニュースということなんですよね。
お医者さんの立場からすれば、別に良し悪しの区別をすることもないかと思われますが、
それともあるのでしょうか。

 “Ich habe eine gute und eine schlechte Nachricht für Sie.”

 これは患者さんとお医者さんとの、ジョーク上の、会話としてここでは読めますが、
実際に病院の診察室で私は直接、この耳全体でヒアリングを体験しました。

 何々、良いニースがある? それは嬉しい限りだ。  
 何々、悪いニュースもある? それはどういうこっちゃ。

 どちらを先きに知りたいですか、と聞いてくる
 どっちにしてもニュースはニュースとして知らされる。

 患者さんのことを心配して、悪いニュースは知らせない、ということもあるのでしょうか。 

 悪いニュースは聞きたくはない、知りたくはない、というのが患者さんの本音でしょうか。

 お医者さんはちょっと格好つけているかのように私には感じられました。



      ☆  ☆

 英国のチャールズ王がガンに罹っているというニュースは英国中を心配させているようです。

 これを良いニュースとは誰も取らないでしょう。

 チャールズ王自身も担当の医者から良いニュース、悪いニュースがありますよ、

 どちらを先に取りますか、と尋ねられたのでしょうか。


 この世から悪いニュースは追放しましょう!

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