押し込み強盗にインタビュー申し込む?


ある男の人が興奮しながら交番の中に入ってきた。
 
 「巡査殿、あの男をやっぱり逮捕したんでしょう?
  昨晩我が家に押し入ったあの男のことですよ」

 「そう、逮捕したよ! その男と面会したいのかい?」
 
 「ええ、是非とも! 家のカミさんを目醒させることもなく、
  どうやって家に入ることに成功したのか、要するに
  聞いてみなければならんですよ。わしだってもうかれこれ
  15年も試してきたんですよ!」


Ein Mann betritt aufgeregt die Wachstube:
"Herr Wachtmeister! Sie haben doch den Mann verhaftet,
der letzte Nacht bei mir eingebrochen hat?"
"Ja,das habe ich! Wollen Sie den Mann sehen?"
"Aber unbedignt! Ich muss ihn nämlich fragen,
wie er es geschafft hat, reinzukommen, ohne dass
meine Frau erwachte. Ich versuche das nämlich
schon seit 15 Jahren!"




         *  *

   aufgeregt、excited
        
 その男の人、なぜ ”興奮”しているのか、
 想像がつきますか?
 
 15年間試してきたのに一度も成功していない
 ようですが、やっとその秘訣が外部者から聞き出せるのかも。
 
 その男の人、外で何をしているのでしょう。
 風の如く家に中に入ってこようとするとは、
 何かがあるのでしょうね。
 
 いろいろな理由が推測されるでしょう。
 ”興奮”せざるを得ない理由の幾つか
 を上げてみました。
 
 泥棒に侵入されたから?
 泥棒が逮捕されたから?
 泥棒に会えるから?
 泥棒の話が聞けるから?
 泥棒と仲良くなれるから?
 泥棒に損害賠償を要求出来るから?
 泥棒の手口を教えてもらえるから?
 
 実際にその男の人に聞けば一番早いのですね。
 もっとも自分でもなぜ興奮しているのか
 分からないなどと答えるかもしれませんね。
 
 実はこの男の人も泥棒稼業に身を通じているのかも?
 15年間も? でも一度も成功していない?
 この人、何をしている人でしょう。
 
 奥さんにバレないように朝帰りしているが、
 いつもバレてしまっている? 
 この男の人、いわゆる朝帰りの旦那?
 考え過ぎかな。
 
 でも、興奮理由は何であれ、ジョーク染みている
 ことだけは何となく想像できるでしょう?
 
 これはジョークですから、笑。