ブルゲンラント出身の男が医者の所にやって来た。
「先生、わしには動物の身体的特徴が3つあるんですよ。
わしはですね、朝、起床すると、ヒバリのように歌うのですよ!
昼にはクマのように腹がペコペコ!
そして、夜にはもうイヌのようにクタクタ!
一体全体どうしたら良いのでしょうか!?」
「服を脱ぎなさい!」と医者は言った。
男は言われた通りにした。
医者は男を眺めてから言った。
「こう言わなければならないのとは残念なのだが、
お宅には動物の身体的特徴がもう一つ、4つ目があるんだよ!」
「えっ?」
「お宅はブタのように汚い」と医者は答えたのだった!Nur drei tierische Eigenschaften?→
* *
日本語にもありますが、比喩ですね。
比喩にもいわゆる直喩といわれるものもあれば、
隠喩といわれるものもあります。
直喩(ちょくゆ)とは、比喩の一種で、比喩であることを明示する表現をいう。明喩(めいゆ)ともいう。
それに対し、文字通りに解釈すると比喩であることがわからない比喩表現を、
隠喩あるいはメタファーという。
直喩は明白なつながりのない2つの事物を比較する言い方で、
典型的には「雪のように白い」「ひょうたんに似た形」「死ぬほど退屈」などの言い回しを用いて表現される。
メタファー(metaphor)は、隠喩(いんゆ)、暗喩(あんゆ)ともいい、
伝統的には修辞技法のひとつとされ、比喩の一種でありながら、
比喩であることを明示する形式ではないものを指す。
つまり、「~のようだ」のような形式だけであからさまに比喩とわかる比喩(=simile 直喩、明喩)ではないもののことである。
このジョークではドイツ語での比喩が3つも、いや、4つ出て来ました。
ドイツ語では動物を使って人間の状況を説明するらしい、
ということが今回も了解できるようですね。
この記事へのコメント