ネズミの尻尾ちゃん?


カールは友人のヴィリーとその奥さんを訪問した。

夕食の間中、ヴィリーは奥さんに向かっては「お宝ちゃん」、「ネズミの尻尾ちゃん」、「天使ちゃん」等々、といった愛称で話し掛けていた。

食事が終わって、ちょっとだけ二人だけになったとき、カールは友達に言った。
「おい、君は何年も結婚したあとでも奥さんのことをあのような言葉で話しかけるなんて素晴らしいと思うよ、まるで恋してる若い男のようだよ」

ヴィリーが頭を振りながら応じた。
「いあねえ、真実に誓って言うと、実は事情は別なんだよ。オレはねえ、三年前に彼女の名前を忘れてしまったんだよ、、、」 Mäuseschwänzchen →












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ドイツ語で”Liebling” と言う人もいるとか、ということは知っていましたが、
その他にも言い方があるのですね。
そういえば、Mausi もよく耳にする。'Mäuseschwänzchen'の縮小型でしょうか。

今回のジョークを読んで新たな呼び方を仕入れることができますね。
Kosename のリストでも作ってみると面白いかも。


国際結婚されている人たちのブログを読むと、(日本人の)奥さんは旦那さんのことを「旦那君」と呼んでいるというか、書いている人もいますね。実際に「旦那君」と呼びかけているわけでないですよね。
何と呼びかけているのでしょう!? ちょっと興味津々といったところです。
名前で呼びかけているのでしょうか? 誰々_君 かな? 誰々_さん かな?


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それにしても、付き合いがなくなってしまった人の名前を(ど)忘れするようなことはあるでしょうけれども。

一緒に暮らしている人の名前を忘れてしまうなんて珍しいですね。
そんなことありなんですかね。このジョークによるとありのよう。
尤も、愛称を言い続けていると本当の名前は忘れてしまっていることは確かかも。

母親が子供の立場で父親のことを「パパ」といい、父親が同じような立場で母親のことを「ママ」と言ったり「おばさん?」と言ったりするのと道理は同じでしょうかね。
子供たちの前で母親の、父親の名前で呼ぶ人はいないでしょう?



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自分の知らない大人の人達、男の人だったら Onkel(おじさん?) と言い、女の人だったら Tante(おばさん?)と言う子供もいる。
特に幼稚園ではそう教えているのか? 地元の幼稚園の保母さんが反乱を起こしたことが思い出されます。
わたしにはちゃんと名前があるのです、Tante なんて呼ばないで! 呼ばせないで! と子供がチラシを貰ってきたことがありました。

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