マックス君は罰として次の文を100回書かなければならなかった。
「ぼくには担任の(女の)先生のことを”君”と親しく呼びかけるのは許されない」
「ぼくには担任の(女の)先生のことを”君”と親しく呼びかけるのは許されない」
「ぼくには担任の(女の)先生のことを”君”と親しく呼びかけるのは許されない」
「ぼくには担任の(女の)先生のことを”君”と親しく呼びかけるのは許されない」
以下、残り96回分、省略。
翌日。
当の女の先生は訊いた。
「ねえマックス、どうして200回も書いたの?」
「だって先生の君を喜ばしたかったからです!」
ドイツ語原文→
* *
マックスのお行儀が悪かったから担任の先生は罰として作文の”宿題”を出したのですね。
ドイツや? オーストリアの小学校では時々、よく出される”宿題”のようですね。
我が家でも学校に倣ってか、母親が息子に同じような”宿題”を出していたことがありました。
自覚を促すためですね。
ある個人に特化した別格の独作文ですね。
何回も繰り返して書く。
そんな”宿題”をみていると、外国人の私としては同じ文を何度も書けばドイツ語作文自ずと上達するのでは?
な~んて思ってしまいます。
尤もオーストリアでは書くことは別としても読むことをしなくなってしまったらしい。
オーストリアでは読解力に欠ける生徒が多いと判明してしまいました。
いわゆるPisatest の結果でした。
前回よりももっと悪い結果に終わった今回のオーストリア(生徒たち)のテスト結果でした。
教育改革云々と政府筋の政党間や識者達の間で議論が活発中。
Mittelschule なんて廃止してしまおう、と主張するオーストリアのある政党。
ところでマックスの宿題の効果はあったのでしょうか!?(笑)
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